

「やってしまった……!」
バイクに乗り始めたばかりの頃、誰もが一度は経験する「立ちゴケ」。
でも安心してください。立ちゴケはベテランライダーでもやってしまうことのある“通過儀礼”のようなもの。
今回は、もしもバイクが倒れてしまったときの正しい起こし方を、初心者でもわかりやすく解説します。コツを覚えれば、小柄な女性でも一人でバイクを起こすことができますよ!
【目次】
- なぜバイクは立ちゴケするの?
- まずは安全確認!周囲をチェック
- バイクの起こし方【ステップ解説】
- うまく起こすコツ&NGなやり方
- 立ちゴケ時のバイクのダメージチェック
- 立ちゴケを防ぐためにできること
- まとめ
なぜバイクは立ちゴケするの?
バイクが立ちゴケする主な原因は以下の通りです:
- Uターンや取り回し時にバランスを崩した
- スタンドがしっかり立っていなかった
- 砂利や傾斜地で足が滑った
- 信号待ちなどで足つきが不安定だった
これらは誰にでも起こりうるミス。大事なのは、「焦らないこと」と「起こし方を知っておくこと」です!
まずは安全確認!周囲をチェック
バイクを起こす前に、必ず次のことを確認しましょう:
- 交通量が多い道路では、まず自分の安全を確保
- エンジンは切れているか(キーをOFFに)
- ギアは1速に入っているか(ニュートラルだとまた倒れる可能性あり)
- ガソリンやオイルが漏れていないか
焦ってすぐに起こそうとすると、かえってケガをしたり、バイクがさらに傷ついたりすることもあるので要注意!
バイクの起こし方【ステップ解説】
1. 起こす準備
- ハンドルが地面側を向いている状態で固定(左倒れなら左に、右倒れなら右に)
- サイドスタンドを先に出しておくと安心(右に倒れている場合は注意)
2. 背中で押す方法(推奨)
僕の時代にはバイクを正面から押し上げるって教習所でも習いましたが
最近では背中で押し上げる方法も教えているそうです。
力のない女性など多くのライダーにとって最も効率的な方法がこれ。
- バイクに背を向け、ハンドルとリアグラブバーを持つ
- 膝を曲げ、腰を入れる
- 「背中で押し上げる」イメージで、足の力で立ち上がる
- バイクが起きたら、サイドスタンドで固定!
ポイント: 腰を使わず、足の力で押すのがコツ!無理に腕で持ち上げると腰を痛める原因になります。
うまく起こすコツ&NGなやり方
うまく起こすコツ
- 焦らず、深呼吸して落ち着く
- 重心を「バイクに預ける」イメージで
- グローブが滑る場合は外す
やってはいけないNG例
- 一気に引き上げようとしてバイクごと転ぶ
- 地面が滑るところで無理に踏ん張る
- 燃料が漏れているのにエンジンをかける
立ちゴケ時のバイクのダメージチェック
バイクを起こしたら、次のような箇所にダメージがないか確認しましょう:
- クラッチ・ブレーキレバー
- ミラー
- ウインカーやカウル
- ハンドルの曲がりやタイヤの向き
軽い立ちゴケでも意外とミラーが折れてたり、レバーが曲がったりしていることも。帰宅前に必ずチェックを!
立ちゴケを防ぐためにできること
- Uターンや取り回しの練習をする
- 足つきの良いバイクを選ぶ
- フラットな地面で停める習慣をつける
- グリップ力の高いブーツを履く
立ちゴケは防げる場面も多いです。「想定外」を減らす意識を持ちましょう。
まとめ
立ちゴケは恥ずかしいことじゃない!誰もが通る道です。
バイクを倒してしまったときこそ、落ち着いて行動することが大切。今回紹介した「正しいバイクの起こし方」を覚えておけば、いざというときにも焦らずに済みますよ。
自分のバイクの構造を理解し、力任せに起こすのではなく、理にかなった方法を知っておく。それがライダーとしての成長に繋がります!
安全第一で、楽しいバイクライフを!

コメント